フィボナッチの引き方がわからない。ついでに注意すべきポイントも聞きたいな~
こういった疑問にお答えします
フィボナッチの引き方について
今回は多くの投資家が愛用しているフィボナッチリトレースメントについて解説していきます
私の場合、フィボナッチを使用するときは38.2%・61.8%のラインのみを使います。特に38.2%ラインはかなり意識されることが多いので覚えておいてください
それでは早速チャートを使って説明していきますね
・買いを狙いたい場合
ポンド円の5分足チャートを表示
このように高値を100%として、安値を0%のところでフィボナッチを引いてあげます
そうすると約2時間後、38.2%ラインまで下落しきれいに反発し上昇しています。なんだったらその前に一度61.8%ラインでも反発していますよね
このようにフィボナッチラインは押し目を狙う時にかなり有効なツールとなるんですね
【ここで生まれる読者の疑問】
でも、高値と安値ってどこから引いたらいいかわからない
後、高値と安値は実体のロウソク足で引くのか、ヒゲのところで引くのかわからない
・売りを狙いたい場合
ポンド円の5分足チャートを表示
次は買いの時とは逆のパターンですね!
安値を100%として、高値を0%のところでフィボナッチを引いてあげます
そうすると約2時間後、38.2%ラインまで上昇してから、きれいに反発し下落しています。
基本的な使い方はこんな感じです
なるほど!なんとなくわかってきたような。でも、どんな時でもフィボナッチは引くべきなの?
どんな局面でもフィボナッチが機能するわけではありません。その辺も詳しく解説していきます
フィボナッチを引く際の注意点
レンジ相場では機能しずらい
基本的にフィボナッチの性質は上昇トレンドの押し目、もしくは下降トレンドの戻り高値を狙ってトレードしていくものなので、
レンジ相場との相性は非常に悪いです。
ドル円の5分足を見てみましょう
上記の画像を見てもらうと、きれいな反発というのは一つもない状態です
なので、レンジの中では無理にフィボナッチラインはやらず静観することをおススメしますね
ダラダラ相場も機能しにくい
ダラダラ相場!?って何!?と思うかと思いますので、チャートを用いて説明しますね
ユロドル5分足
これは直近のレンジをブレイクして上昇トレンドに突入したと仮定して、直近の安値と高値をフィボナッチラインで結び
押し目を狙ってエントリーをしていこうという局面です。
しかし、その後61.8%ライン、38.2%ラインでほとんど反発せずに最終的に暴落してしまいました
上の画像を見てもらうとわかる通り、上昇と思われた直後から短期移動線に沿って下落していっている
これがダラダラ相場の1つの特徴になります。
こういった相場に直面した時は、仮にエントリーしている場合は損切りもしくは建値で決済することが望ましいですね
おまけ【ぶっちゃけ一番重要です】
今までフィボナッチに関する基礎の基礎を説明してきました。
正直、この程度など書籍とか読んでも書いてある内容なのかなとも思います。
ただ、このおまけに関してはおそらく書籍には載っていないやり方になります。
フィボナッチを利益確定の根拠にする
これはどういうことかと、とりあえずチャートを見てみましょう
この使い方は限定的なものではありますが、図のように三尊(ヘッド&ショルダー)もしくは逆三尊が形成された場合、
ネックラインを0%ラインとして、頭の頂点に100%ラインをフィボナッチで持っていきます。
そうすると【反発ポイント】と書いてある161.8%ラインもしくはその下にある200%ライン(画像では見えていません)で反発することが多いです。
なので、シナリオを組むのであれば三尊を確認したのでショートで入った場合、161.8%ラインを一つの決済ポイントとして見ることができます。
私の場合、200%まで落ちることも考え、161.8%ラインでポジションの7割を利確し残り3割は保有する形をとることが多いです。
おまけなので、この程度にしておきますね。これはかなり使えるので、皆さんも是非検証してみてください。
まとめ
以上がフィボナッチの基本的な使い方と注意点・考え方になります。
特に初心者の方は少し難しいと思ったかもしれません。
ただ、この記事を読みながら実際に自分が使っているチャートで何度も検証してみてください。
結局、この記事を読んだところでフィボナッチを使えるようになるかというと、そうではありません。
自分で検証してみて、腑に落とすことが何よりも重要です。 私も苦労しましたが、練習すれば必ず上達していきます。
この記事へのコメントはありません。